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プレゼント

  • ここ半年ぐらい、母が夢に現れる頻度が高い。あんまり楽しくはない。たいていの場合わたしが母に腹を立てていたり、互いに不機嫌だったりするのだ。実際に母に腹を立てて喧嘩になった記憶はあまりない。たぶんわたしは母を諦めていた。
  • 尊敬はしているし、充分すぎるほど与えてもらった。でも結局彼女がわたしに望むものは、なにもあげられなかった気がする。彼女は、わたしに何を望んでいるのか、はっきりと知っていたんだろうか。わたしにだけではなく、自分が欲しいものを。
  • いちばん最近の夢は、母と、母の知人の娘さんの結婚祝いの品を見立てに行くというエピソードだった。わたしはその娘さんを直接知らないし、あちらにしても母親の知人からいただくお祝いは無難なものがいいんじゃないの、というような感想を述べると母は不機嫌になった。つまりその時彼女はあまり無難でないものを選ぼうとしていたのだけど。
  • それなりにおしゃれが好きで悪趣味という程でもない人だったから自分の見立てをほめて欲しかったのかもしれない。でもわたしとは趣味が合わなかったし、誕生日プレゼントやたまに差し入れ的に送ってくれる旅先の土産やなんかも、気持ちはうれしいけど、と仕舞いこむことが多かった。欲しいものがなにもないわけではないんだけど、たいていの金で買えるものは自分で買うのがいちばん落ち着くのだ。ほんとうは母もそうだったんじゃないんだろうか。
  • 母が亡くなって今年で4年。今になって懐かしくなるというよりは、疎遠ぶりばかりが思い出される。わたしは何を失ったんだろう。

今週のドラマ

  • ボッシュ』シーズン2(AmazonPrime)。マイクル・コナリー原作の人気ハードボイルド小説を独自に映像化。
  • S1より随分スッキリして観やすかった。ついでに主演のタイタス・ウェリバーもだいぶ身体を絞っていい感じになってた。そもそもこの人、いままで脇役でしか見たことがなかったので結構驚いたけど、なかなか良かった。レビューだとアクションが少なくて役者も地味だとか結構評価低いんだけど、ハードボイルド小説を読んでいると思えば充分おもしろい。S1より更にボッシュがかっこいい役回りでずるいなーと思ったけどハードボイルドだから。
  • 女性の描き方(特にS1におけるブライシャー巡査の造形)なんかにはむっとさせられつつでもそういう女性、いるわなー、というリアリティもあるのでなんとも。だってハードボイルドだから。
  • ハードボイルド小説を読んでおっさんご満悦みたいなのはマチスモ!と思いつつそれだけではない、という気になっているから不思議なものだ。ある種のファンタジーだからなのかな。
  • 4Kの高画質がウリらしいのだけどうちの環境では時折動画のストリーミングが追いつかず音声に置いて行かれることに。トホホ。映像はバリバリにスタイリッシュだけど、映画原作のコンサルタント料で買ったという設定の崖の上の家だけは絶対住みたくない。地震で転がり落ちると思う。