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春の遠足その2

journal

https://www.instagram.com/p/BEh2ikvlMPy/

  • 今週の遠足は兄と一緒に伊丹市立美術館で開催中の『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密展』。大きく分けて物理媒体(書籍)、原画、その他(グラフィック、舞台美術等)という三部構成。
  • それほど熱心にゴーリーの本を集めているわけではないんだけど、緻密に書き込まれたペン画は原画で見るとほんとにすごい。基本的に原寸サイズでしか描かないということもあって線の陰影も含めて堪能できた。書籍パートでの版違い、セット物の山も紙もの好きにはたまらない展示。
  • ゴーリーといえば謎なキャラクター、不穏で時には救いようのない物語が特徴だけど、彼自身「不安を喚起することが仕事、なぜなら世界は不安なものだから」と言っていたのは興味深かった。悪意や、まして露悪などではなく、やむにやまれず不安を掻き立てるとはどういうことなんだろうか。
  • 誰のなかにも存在する「不安」をあちら側のものにしないことで、私たちは不安に飲み込まれない立ち方を獲得するのかもしれない。ゴーリーの本を通して、そういう在り方を学ぶのかもしれない。
  • 前回伊丹市に行ったのはいつのことか思い出せないぐらい昔だけど、酒どころだけあって気になる酒屋やら、ああそういえば昆虫館や昆陽池公園も伊丹だったよね、と思い出した次第。機会があればまた探索に行こう。
  • その後梅田の LIXILギャラリー大阪へ移動して『文字の博覧会 -旅して集めた“みんぱく”中西コレクション-展』へ。こじんまりしたギャラリーだったけど事前に図録で予習していたのでいろいろ脳内補完できてよかった。「子音しかない(必要に応じて記号などで母音を補う)」とか「左右上下に決まりはなく左利きの筆者は鏡文字を書く」とか、文字にはビックリするような文化が内包されているものだなあ。
  • プリンスが多用していた "U"(you)、"4"(for)、"2"(to)のような略語もそうだし、日本語にもたくさんの略語があるし、そのうちに略語が正規の表現になったりするのも、前提に共有される文化あってのことだしね。
  • あとLIXILギャラリーってINAXギャラリーのことだったのか。INAX本体のブランド変更にともなう改名なんだろうけど、ちゃんと文化事業部門が残ってよかったなー。
  • 休憩と称してドイツビールをちょっと引っ掛けたあたりでグランフロント(都会)が辛くなってきたので「私のキタ」かっぱ横丁で早めの夕食とって解散。