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空気の底から

 

https://www.instagram.com/p/BCPliSZlMEI/

  • 「空気を読む」イコール「同調圧力に屈する」のように取られがちだけど、同調圧力に抗うためにはその実態を知る必要がある、すなわち「空気を読む」スキルが必要なんではないかと思う。そういう意味ではわたしは、仕事上はまあまあ空気を読める方で、是々非々でその空気にしたがったりがちゃこーんとぶち壊したりしている。
  • でもこれとは少し違う、もっとセンシティブな空気---「秘すれば花」とでもいうような空気についてはとんでもなく鈍感だ。後になって、あ、あれは口に出してはいけないことだったんだなあと思うことは後を絶たない。穴があったら入りたい。
  • 薄々感じていてもやはり確かめずにいられないのは、離人感と妄想癖のせいだと思う。ちいさなサインをキャッチすることはできても、それをどう受け止めていいのか自信がない。自分のなかで妄想をふくらませるぐらいなら、ストレートに聞いてしまえ、云ってしまえ、といういかにも雑駁な振る舞いによって台無しになったことがどれだけあるか。
  • 空気の底で仰向けに寝転がって、木の葉や虫や花びらや羽、風や雲が行き交うのを眺めている。わたしが手を出したら壊れてしまいそうなエフェメラを。憧れ、渇望。身体が重い。