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限りなく透明に近い

  • ANOHNY (FKA Antony) のアカデミー賞ノミネートについては、授賞式欠席理由に関する本人のステートメントで知った程度のことで、事の次第についてはだいたい把握していたけど、肝心の作品を聴いていなかった。
  • 野生生物の絶滅と生物多様性の危機をテーマにしたこのドキュメンタリーにあわせて作られた歌詞のなかである部分がひんやりと心に刺さった。

Without biodiversity
I'm nothing
It's like I never
Existed

Without my home
With no reflection
I cease to exist

  • 「普通」も「あたりまえ」もあるもんかわたしはわたしでしかないんだい、と威勢のいいことを云っていても手痛い失敗をすれば後悔もする。どうしてあのときあんなことをと顔から火がでるような経験は減りこそすれなくなりはしない。それも、肝心の時に限って。そして自分の小ささ、不出来なさまにがっくりしてしまう。自分が傷つくだけならまだしも、大切な人たちに気まずい思いをさせるなんて。消えてしまいたいと思う。
  • けれどそれはやっぱり傲慢と怠慢なのだ。世界はわたしが転ぼうが空を飛ぼうが関係なしに回り続けるし、それだからこそわたしは失敗できるのだ。だから、わたしは小さいままで信号を送るほかない。ソナーのように。そしてその響きが返ってくるのを待っている。なんの反応も返ってこないとしても。


"Manta Ray" by J. Ralph & Anohni (F.K.A. Antony) - Original Song from Racing Extinction SNDTRK AUDIO