2012-06-30 つづき fragment それだけではなく。敵を作ることが怖いのかもしれない。 誰かを敵に決めてしまったら、その人を屈服させたり抹殺したりするまで問題が解決しなくなってしまうような気持ちがしてその苦しさで頭がいっぱいになってしまう。 聖人君子ではないので腹も立てるし、誰かを嫌いになったりもする。できれば顔も見たくない相手だっている。でもそのことはわたしをとても不自由にする。 わたしは「勝利」したくない。ものごとができる限り正しくなってほしいだけだ。その「正しさ」は、対立する人たちとのあいだでも共有されるような、そういう類のものであってほしいのだ。