fragment

すこしだけの死

1日になんにんぐらいの人が死ぬのかなんて知ってもきっと理解できない。 ただちょっと知っている人、お悔やみを伝えることもない距離の人が死んでしまったことを考えた。 知らなければ、たぶんわたしが知っている姿のまま生きているだろうと思っていた。 そ…

スマイル0円

ここ数ヶ月ぐらいかな、なんでもないタイミングで笑うように心がけている。 大抵はスーパーやコンビニのレジで、あとは建物のドアを送ったり、アパートの住人とすれ違ったりする時に。 それなりの対人スキルは身につけているつもりだけどかといってみるから…

プレゼント

ここ半年ぐらい、母が夢に現れる頻度が高い。あんまり楽しくはない。たいていの場合わたしが母に腹を立てていたり、互いに不機嫌だったりするのだ。実際に母に腹を立てて喧嘩になった記憶はあまりない。たぶんわたしは母を諦めていた。 尊敬はしているし、充…

軌道

おなじような軌道を描いているようですこしだけずれたぼくらの軌道は遠くかつ近くなるあいかわらずだなあと云うまでの長い時間楕円のらせんをのぼっていく時々近づいたり離れたりしながら

簡単な愛

自分の異動がないとはいえ年度末ってそこそこ堪えるのか今週は飲酒日か規定オーバーだ。気をつけねば。 昼にケー嬢と待ち合わせて志村ふくみ展へ。着物や織りの知識のある彼女にいろいろ教えてもらったおかげで楽しく観られた。同じ材料を使っても違う色にな…

空気の底から

「空気を読む」イコール「同調圧力に屈する」のように取られがちだけど、同調圧力に抗うためにはその実態を知る必要がある、すなわち「空気を読む」スキルが必要なんではないかと思う。そういう意味ではわたしは、仕事上はまあまあ空気を読める方で、是々非…

自分だけの花

土曜に買ったラナンキュラスが大きく開いてきた。ラナンキュラスは頭でっかちで水飲みなので気をつけないと首のところで折れてしまう。きっとあの花屋さんの品はいいものにちがいない。 家に花があるのは素敵だ。できれば切らさず飾りたいけど、どうにも元気…

イッツ・ナット・ゴーイング・トゥ・ストップ

2月3日の朝、寝ぼけた頭でTwitterのタイムラインをながめると、フィリップ・シーモア・ホフマンの死を悼むジョー・ヘンリのツイートが目に入った。慌てて検索すると事実だった。ニューヨークのアパートメントで独り、ヘロインの注射針を腕に刺したまま。 PSH…

記録することと美しさと

ふちがみさんの文章を読んだ。拡散してしまったことで本人が戸惑っておられるかもしれないけど。 記録に残るんじゃなくて 記憶というのでもなくて 生まれては消える「いま」が愛おしいと思えるものであるように もっともっとジタバタし、くよくよしつつ 本番…

とびら

とびらが ぱたん と閉まるのが見えた そこにとびらがあることに気づいたのなら上出来

自分で「かっこわるい」と思ってることばっかりが夢に出てくる 現実に漏れでたらどうしよう

だれとも分かち合えないのはむしろ当たり前のことで それに耐えられない弱さが問題なのだ きょうもまた願望と後悔とで夢が占領されてしまう

つづき

それだけではなく。敵を作ることが怖いのかもしれない。 誰かを敵に決めてしまったら、その人を屈服させたり抹殺したりするまで問題が解決しなくなってしまうような気持ちがしてその苦しさで頭がいっぱいになってしまう。 聖人君子ではないので腹も立てるし…

原発の動かない夏

母は、いま寝たきりだ。病院と自宅とを行ったり来たりしている。自発呼吸はしているものの酸素吸入は欠かせないし、自力では動けないので電動ベッドも必要だ。病気のせいでずっと熱をだしているから、空調も止められない。ひどく汗をかくから日に何度も着替…

髪を切って、久しぶりにギターを弾いて、眠くなった 意外なところで友だちがつながっていってふんわり面白くなった もっと独りになる必要を感じた 音楽はそれを助けてくれる

いろいろなことがいちどに噴きだす 胸が締め付けられ胃が絞り上げられるような感触 わたしが選んだのでなくただ起こる 怖いのともわくわくするのともすこしずつ違う 喜びと並列に悲しみ はじめてはっきりと春を意識したみたいだ

転回

そういう態度はひねくれた偽善だし、深刻なようでじつは軽率な楽観だという自覚はある。 冬が好きなのかもしれない。枯れて静かな景色とひくく斜めに差す光。コントラストのたかい夜。それらが終わってゆくさま。

リーチ

サイズと距離感の問題なのかも。妄想、ひどいもんな。 そんなことさえわからんようになったんかー

ナラティヴフォビア

去年はほとんどブログを更新せず、小説も読まなかった。わずか数冊読んだのは実用書、映画を観ることはできたが、あまりにドラマティックなものは無理だった。Twitterにはいた。ログが流れていくから。語ること、語られることへの恐怖が高じて、物語全般を避…

なんだかここに居ないみたいだ