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春の遠足

https://www.instagram.com/p/BER4heilMN8/

  • 特別展「夷酋列像蝦夷地イメージをめぐる 人・物・世界―」が面白そうだったのでケー嬢とゼット氏を誘ってひさしぶりにみんぱくに行ってきた。
  • 「お昼の仕入れはモノレールに乗る前にしといたほうがいいよ」とか先輩風ふかせたけどエキスポシティができたせいでモノレール駅にコンビニができたり一気に開発(?)が進んでいたのであった。
  • 天気もよくて結構な人出だったけど公園広いからあんまり気にならない。適当にレジャーシートを広げて簡単なピクニック。
  • 夷酋列像』というのはアイヌが和人に蜂起した際にその制圧に協力した12人のアイヌを描いた肖像画。背景はちっともいい話じゃないんだけど、当時はそういう感覚だったんだなあ。非常に精緻で力強く描かれている風貌、衣装や小物から当時のアイヌのイメージ−作者らが作ろうとしたものも含めて−が浮かび上がって面白かった。
  • アイヌについてほとんど知識がなかったんだけど、当時の彼らが大陸と盛んに交易し、絹織物などエキゾチックなアイテムを取り入れていたり、蠣崎波響自身も中国の絵画の影響を大きく受けていたり、12枚セットという展開の方法も新鮮に感じられた。
  • 常設展示も相変わらず楽しい。えっこんなものまで?と思うような品がわんさか展示されていて、しかも大半はケースにも入っていないので文字通り生で見ることができる。物によっては触れるものも。ポイントポイントにタッチパネルがあってビデオなども見ることができるし、フューチャリスティックなビデオテーク(視聴覚ブース)も健在。くたびれるまで見て回って満足。6月には常設展のリニューアルがあるらしいのでまた行こう。
  • 夕方からエキスポシティの微妙なエスニックレストランで飲みながらいろいろ謀議したりして結構な酔いで解散。

花見三昧

https://www.instagram.com/p/BDxhWDnFMAS/

  • 土曜日、学友エー嬢・エム嬢と花見。久しぶりに御所にしてみた。少人数のグループも多く、河川敷ほど混み合ってなくて快適。桜以外の花や、木々の新芽も美しい。
  • でもこの時期に屋外で白ワインをガブガブ飲むのは良くない。身体が冷えてしまった。
  • 夕刻には御所が閉まるのでちょっとお茶してから誠光社を回って散会。わたしはそのままメディテーションズへ。お目当てのポール・ボウルズボックスが売り切れていて傷心。
  • 冷えて胃の調子が悪いので雑炊を食べて早めの就寝。
  • 日曜は午前中から毛刈り。「そろそろ伸ばす?」って、切り終わってから言われた。うんまあ次回から。覚えていれば。
  • 午後はご近所のバア、サロンド毘沙門の花見、の予定だったんだけど、今にも降りそうだからと、店での残念会に変更。色んな所から桜の花が現れたり、店内にレジャーシート敷き詰めたりしてすごくバカっぽくてよかった。トイレも近いしね!
  • なのに21時ごろから通常営業に戻る、というのも全力で狂っててよい。わたしはもう眠りの国に居たんですが。

今週のドラマ

  • Netflixで『トップ・オブ・ザ・レイク』(BBC)。舞台はニュージーランドの架空の田舎町。望まぬ妊娠をした12歳の少女が失踪する。捜査する刑事もまた過去に、出自に暗い秘密がある。登場人物にはいちいち秘密がある。誰もが誰もを知っているような閉鎖的な街でも、語られないような秘密。探すことに執着するあまり次第に自分を見失い、そのことが気づかなかった自分への接近になる。
  • 監督ジェーン・カンピオン、全体に暗いけれども雄大で美しい自然が存分に観られる。あやしい女グールー(ホリー・ハンター)はちょっと中途半端だった。閉鎖的な街からの避難所が必要なのは分かるけど今ひとつ説得力に欠けたなあ。
  • 失踪する少女、トゥイを演じた Jacqueline Joe がとても良かった。
  • シーズン2も作るのか。うーん。

3ヶ月ぶんの成長

https://www.instagram.com/p/BDfzRI2lMJa/

  • 昨年末にリリースされた美容室 bizou をめぐる人たちのコンピレーション "bizou 16 ans" は2枚組33曲入りという大ボリュームのウルトラ・ローカル企画なんだけど、その模様がなんと映像にまでなっていて、その上映会および屯風亭とんぺいさんの落語を聴く、という名目の飲み会がまたしても美容室 bizou で開催されたのだった。
  • オクノ修さん、ふちがみとふなと、かりきりん、ザッハトルテ、数えきれないや風の又サニーのメンバー、とにかく bizou とつながりのある人ならだれでも!という感じで、店休日を5日間使って店(一部軒先含む)で飲みながら録音したその様子が、後日の副音声(yugue での関係者酔っぱらいトーク)も加えて、ゴージャスすぎるホームムーヴィーになっていた。なんでこんなにスキルの高い人がどんどん集まってくるんだろう……
  • わたしが録音に行ったのは12月の半ばだったと思うのでそこからたかだか3ヶ月ばかりしか経っていないのに、映像のなかのわたしはなんだか無邪気そうにしていた。そのほんの3ヶ月ぶんの若さをうらやましいとは思わなくて、過去の自分によかったね、と声をかける心持ちになった。
  • さいきんふたまわり近くも若い人と会ったり話したりする機会が少しずつ増えてきて、単に彼らの若さを実感するだけでなく、目の前でその人が「一歩成長する」ような瞬間を眼にしてビックリすることもある。上からの年寄り目線ではなく、とくに子どものいないわたしにとってはその瞬間が新鮮で楽しいのでそんな風に思えたのかもしれない。
  • 撮影、編集をしてくれた松野泉さんにもちゃんとご挨拶できてよかった。っていうかなんだすごい経歴の人じゃないか。わー。ちなみに松野さんと、全部の録音を担当してくれた山家悠平さんもちゃんと1曲ずつ参加しています。

ゆすらごの大パノラマ

  • ゆすらごは喫茶店だけど、町家という建物の特性上加わる様々な制限を最大に活かし、伸展させて意欲的にイベントを企画しているお店だと思う。店主黒田くんは自らも音楽家で、ここのところは新作をリリースしたばかりの Gofish トリオのチェリストとしてツアーに出ている。黒田くんとパートナーの翆娘ちゃんの渾身企画「大パノラマ」に行ってきた。
  • 会場は烏丸紫明にある紫明会館は昭和7年築のレトロビル。国の登録有形文化財にもなっている。この建物が面している紫明通というのが、碁盤の街には珍しく緩やかなカーブと中央分離帯に並木を備えた風通しの良いエリアで、会場の場所を聞いた時からすてきな予感に満ちていた。
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軌道

  • おなじような軌道を描いているようですこしだけずれたぼくらの軌道は遠くかつ近くなる
  • あいかわらずだなあと云うまでの長い時間
  • 楕円のらせんをのぼっていく
  • 時々近づいたり離れたりしながら

簡単な愛

 

https://www.instagram.com/p/BDDKuQJlMFw/

  • 自分の異動がないとはいえ年度末ってそこそこ堪えるのか今週は飲酒日か規定オーバーだ。気をつけねば。
  • 昼にケー嬢と待ち合わせて志村ふくみ展へ。着物や織りの知識のある彼女にいろいろ教えてもらったおかげで楽しく観られた。同じ材料を使っても違う色になったり、織り方で生地の硬さが変わったり。ナルホド。
  • 最新の作品はとても重厚で圧倒的でした。
  • その後もお茶したりしつつぽくぽく歩いて本日は14,000歩。股関節外れかけにしてはいい数字ではないか。
  • 愛することの難しさに、まるで胸を強打されるような気持ちになる日もあればいとも簡単に思える日もある。わたしのことばに耳を傾けてくれる、視界のすみっこででも見ていてくれる人がいることを信じられる、そのことだけでもう充分幸せな気がする日がある。
  • わたしはなにも求めなくていいしなにも捧げなくていい。その愛は上下左右どちらにだって進める。とても自由だ。そんな気持ちになれるのが愛であってもいいじゃないか。

 

 

空気の底から

 

https://www.instagram.com/p/BCPliSZlMEI/

  • 「空気を読む」イコール「同調圧力に屈する」のように取られがちだけど、同調圧力に抗うためにはその実態を知る必要がある、すなわち「空気を読む」スキルが必要なんではないかと思う。そういう意味ではわたしは、仕事上はまあまあ空気を読める方で、是々非々でその空気にしたがったりがちゃこーんとぶち壊したりしている。
  • でもこれとは少し違う、もっとセンシティブな空気---「秘すれば花」とでもいうような空気についてはとんでもなく鈍感だ。後になって、あ、あれは口に出してはいけないことだったんだなあと思うことは後を絶たない。穴があったら入りたい。
  • 薄々感じていてもやはり確かめずにいられないのは、離人感と妄想癖のせいだと思う。ちいさなサインをキャッチすることはできても、それをどう受け止めていいのか自信がない。自分のなかで妄想をふくらませるぐらいなら、ストレートに聞いてしまえ、云ってしまえ、といういかにも雑駁な振る舞いによって台無しになったことがどれだけあるか。
  • 空気の底で仰向けに寝転がって、木の葉や虫や花びらや羽、風や雲が行き交うのを眺めている。わたしが手を出したら壊れてしまいそうなエフェメラを。憧れ、渇望。身体が重い。